HOOK RAITING (フックレイティング)

 フックの可能性を数値で表した目安です。数値が大きい程、相対的によく曲るボールで、オイリーなレーンコンディションでもよく曲がるボールと言えます。
 逆に、数値が少ない程、相対的に直心力が強く、オイリーなレーンコンディションでは曲がり難いボールとなります。但し、ボールの曲がり具合はレーンコンディションとの相性があります。フックレイティングの大きいボールをオイルの少ないドライなレーンコンディションで使用すると、ボールとレーンの摩擦抵抗により、スムーズに曲がりませんので、一見、曲がらないボールに見える事があります。逆にフックレイティングが少ないボールでもオイルの少ないドライなレーンコンディションではよく曲がるボールとなる場合があります。
 要するにフックレイティングは曲がる可能性を比較するための相対的な数値で、実際の球質を表しているわけではありません。

BACK END HOOK (バックエンド フック)

 ボールがピンの手前での曲がり方を表しています。曲がり始める位置や曲がる角度を比べるための目安として、それをパーセンテージで表しています。パーセントの大きい方が鋭く、急激に曲がる球質であることを示しています。パーセントの少ないボールは比較的緩い角度でゆっくり曲がる球質と考えても良いでしょう。この場合もこの数値が実際の球質を現しているわけではありません。例えば、へヴィーオイルのコンディションでバックエンドが95パーセント程度のボールを使用しますと、ピンの手前にブレイクポイント(ボールの曲がり出すポイト)が見つからなく、直進のままピンに到達し「このボールは曲がらないボールだ」と判断してしまうことがあります。

実際の球質(その一例)

例えば「カーブ」と「マサカー レッド デス」は、両方共、同じフックレイティング120ですが、「カーブ」のバックエンド フックが95%で、「マサカーレッド デス」は90%です。「カーブ」の球質は、 曲り出してから加速度的にアーク状(角が丸い)にピンに進入します。「マサカーレッド デス」の球質は、曲がりの角が鋭くはっきりしており、曲がってからは直線的にピンに進入します。数値はよく似ている様に読める、この2つのボールの球質を言葉で表すことは難しく、まして、数値だけでボールの曲がり具合を表すことは難しいものです。
 又、例えば、「カーブ」の表面は完全ポリッュ、「マサカーレッド デス」の表面は細かいバフ仕上げ状態で、出荷されますから、この表面仕上げの違いも、球質の違いの要素となってフックレイティングとバックエンド フックの数値に現れています。これ以外にも色々な要素が球質に影響します。ですから、右記の表の数値だけでは、そのボールの実際の球質を表すわけではありません。あくまでも比較を容易にする目安と考えてください。
 以上、具体的な球質について、又レーンコンディションに合うボールの選択については、テクニカルショップにお問合せ、ご相談ください。そのボールの特徴を最大限に発揮できます様にアドバイスさせていただきます。

FINISH (表面仕上げ)

 右記の数値は、メーカーが工場から出荷したままの仕上げ状態で比較テストした数値です。
 
 <右記の表の説明>
Polish(ポリッシュ)とは、コンパウンドで磨き、顔が映るぐらいに仕上げる事を言います。コンパウンドの細かさ(番手)によって仕上がりが少しづつ違います。
 
同じ番手の表示でもサンドペーパーの2000番やアブラロンの2000番とコンパウンドの2000番では全く違う仕上がりとなりますので、ご注意下さい。

2000Polishとは、2000番のコンパウンド仕上げの意味です。同じ番手の仕上げでも、コンパウンドのメーカーの違い、商品の違いにより、表面の仕上がりが違います。

HighlyPolishとは、最も細かいコンパウンドで仕上げていると言う意味です。顔が映るぐらいピカピカに仕上がっています。コンパウンドのメーカーや商品名、番手は不明ですが、メーカーによっては5000番のコンパウンドを製造している場合もあります。ドライなコンディションでも直進力を維持できます。

Fain Polishとは、数種類の番手のバフやコンパウンドで段階的に加工し、最終的に顔が映る程度の仕上がりとなっています。この様に加工すると、すべり過ぎて、トラクションが損なわれることなく、ボールの回転と方向が乱れないで、直進力が維持され、バックエンドが安定すると思われます。

Buff(バフとは繊維状のシートで、これで表面に細かい凹凸をつける仕上げ状態を言います。繊維の細かさ(番手)仕上がりが少しづつ違います。極細のバフでは表面に顔が映る状態に仕上げることも出来ます。その場合をポリッシュと言い表す場合もあります。Abralon もバフの一種です。

2000Abralon(アブラロン)とは 2000番のアブラロンで表面仕上げをしたと言う表示です。アブラロンはバフの商品名で、色々な番手(500~4000)が販売されています。この特徴はサンディングとポィッシングの中間の仕上がりとなり、適度なすべりとトラクションが得られます。他社の同じ番手のバフの仕上がりとは違ってきます

Sandingサンディング)は表面のサンドペーパー仕上げのことです。サンドペーパーで、ボールの表面に細かい凹凸をつける仕上げ状態、方法を言います。

Dullダル)もサンディングと同じと考えても良いでしょう。サンドペーパー以外の材料で凹凸をつけているかも知れません。

表面加工を変更する場合のご注意

 ボウラーによっては、レーンコンディションに細かく対応できる様に、メーカーから出荷時のボールの表面に手を加える(サンディングやバフィング、ポリッシング加工すること)場合がありますが、その場合は以上の説明の様に、当然、同じモデルのボールでもフックレイティングとバックエンドは変化します。 
 表面加工はその方法の違いで、大幅に球質が変化します。手仕上げの表面加工は均一に仕上がらなくて、ルール違反になる場合もあります。自動の機械に掛ける場合でも、又、専門店に依頼しても、自分の予想通りにならなくて、元の状態に戻そうとしても戻らないとの報告をよく耳にします。慎重に行ってください。
 とは言っても、表面加工は正しく行えば大変有効ですので、作業の正しい手順をテクニカルショップにご相談下さい。もちろん、テクニカルショップでは表面加工をお引き受けしております。

MODEL Hook Raiting Backend
Hook
Flare
Potential
(インチ)
Finish
最大
125
最大
100%
メーカー
出荷時
ダイナモ
(販売終了)
125 90 5 4000
Baff
 ビッグ カーブ  125 80 4 2000
Abralon
ブラック ファイアー 120+ 95 5+ 6241
Polish
カーブ 120 95 4 Fain
Polish
レッド デス 120 90 4+ 2000
Abralon
バズ ボム
(販売終了)
120 80 * 1000
Buff
タイム ボム 115 95 5+ 2000
Abralon
ブルー デス 115 95 4+ Fine Polish
ダイナモ X2 115 90 5+ 4000
Baff
ブーメラン 110+ 90 4 6241
Polish
ダイナモ X2
ドライ
105 95 5+ Fain
Polish
ピンク パンサー 100+ 75 4+ 6241
Polish
チェーンソウ
マサカー
95 95 4 Highly
Polish
ジェムストーン 90 90 3+ 2000
Polish
* G-フォース
ネビュラ
(販売終了)
90 70 *
* G-フォース
エボリューション
(販売終了)
70 90 *
* リベレイター
(販売終了)
65 55 *
チェーンソウ 65 95 1-2 Highly
Polish
XXXL 30 50 1-2 Polish
* クリアー
バズソー
(販売終了)
25 50 Polish
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